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翌日の朝。
「ふあぁー……」
布団から上半身だけ起こし、まだ眠たそうな顔をしている煉は起きた。
「あれ? 皆起きてる……」
煉以外の3人は既に布団を片付けていた。
「おせぇよ、煉。後10分で朝食だぜ?」
苦笑いしながら、草部は言った。
「うそ!? やばい、はやく準備しなきゃ!」
煉は急いで布団を片付け、顔を洗い、私服に着替えた。
そして食堂へと向かった。
食堂では昨日と同じように座り、まだ眠たそうな人もいれば、朝から元気な人もいた。
「お前寝癖すごいことになってんぞ?」
啓吾は前に座っている髪がほとんど上に向いている煉にそう言った。
「寝坊して、髪を整える時間なかったんです」
「はぁ、草部達も起こしてあげればよかったのに」
啓吾に言われた草部は苦笑いする。
「だってあまりにも気持ちよさそうに寝てたもんだから……なぁ地味?」
「朝起きてから、やっと話しかけてくれた……」
地味は嬉しそうに言った。
「……じゃ、じゃあ泰陽は!? お前最初に起きてただろ!?」
「俺はウ○コで忙しかったんだよ!」
「今は、朝食中だ!」
泰陽は啓吾に怒られた。
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