◆合同合宿イエーイ!◆

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午前の練習は終わり、昼食の時間は1時間の休憩があって、更に午後の筋トレもくたくたになりながらも頑張った。 煉達は疲れて重くなった足で部屋に向かっていた。 「うおぉ~~……疲れたーー……」 草部は部屋に入るなり布団が積まれた場所に飛び込んだ。 「流石にキツかった……」 煉も大の字で畳の上に寝転んだ。 「地味はキツそうな顔してないな」 草部がそう言うと、地味は嬉しそうな顔をする。 「朝起きてから、2度目の会話だ……」 「ハハハ……」 煉と草部は苦笑いするしかなかった。 「あれ……泰陽がいない……」 部屋を見渡しても泰陽の姿が見当たらない。 「山で走って、遭難でもしたんじゃねぇの?」 草部がそう言うと、押し入れの襖が大きな音を立てて開かれる。 「そうなんですぅ」 押し入れから、待ってましたと言わんばかりに泰陽が出て来た。 「まさか、それが言いたいから隠れてたの?」 「もちろん!」 「……」 煉、草部、珍しく地味までも…… (こいつ大丈夫か?) そう思った。 「え? もしかして、俺……引かれてる?」 (そうなんですぅ) またもや、三人共同じことを考えた。
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