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ガシャン!
取り出し口に飲み物が落ちて来る。
煉はスポーツドリンクとコーヒーを取り出し、部屋に戻ろうと思ったが……
(あれ? 先輩どこ行くんだろ……)
啓吾が旅館の玄関から出て行ったのだ。
(こんな時間に何するんだろ……秘密の特訓かな?)
煉は好奇心に従い、啓吾を尾行することにした。
夜の森の中。
啓吾はある人達に呼び出されていた。
そして待ち合わせ場所に向かっていたのだ。
煉はその後ろを木に隠れながら、尾行していた。
しばらく着いて行くと、啓吾の前に3人の人影が出て来た。
よく見るとその3人の肩には猫がいる。
(ダークナイト!? ってか沙助がいないのに!? やばい、先輩!)
この時、沙助は相も変わらずマッサージマシンに夢中だった。
そのため煉にはどうすることも出来ない。
煉があれこれと考えていると……
「あんたらか? この手紙送ってきたの?」
啓吾は目の前にいる3人に手紙が入った封筒を投げつけた。
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