◆合同合宿イエーイ!◆

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呼ばれた猫は啓吾の肩に乗り、啓吾は猫に小声で何かを言った。 頷いた猫は煉を見て頭を下げる。 「はじめまして、僕は《双太(ソウタ)》といいます」 「えっと、はじめまして斎藤 煉といいます」 猫がお辞儀をしたので、煉もつられて頭を下げる。 「煉にも聞こえてる……驚いたな……お前の猫はどこにいるんだ?」 「えーと……わかんないですけど、多分その辺散歩してると思います」 「そうか……本当に驚いたよ」 啓吾は驚いたと言いながら、嬉しそうな顔をしていた。 「先輩、色々と聞きたいことがあるんですけど」 「おう! 何でも聞け!」 「先輩は奴らの《計画》について何か知ってますか?」 他にも聞きたいことがたくさんあったが、煉にとっては最初にこれが知りたかった。 泰陽の兄、華月の話しによれば、奴らの言う《計画》で最初の被害に遭うのは日本と言っていた。 ただでさえ武器猫には謎めいた部分があり過ぎるため、日本に一体何が起こるのか不安でたまらなかったのだ。
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