◆合同合宿イエーイ!◆

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「悪いな。計画のことは知ってるが内容までは分からない」 啓吾は質問に答えられなくて、ばつが悪そうな顔した。 「そうですか……」 「計画は知らないが、他のことなら分かるな。例えば敵の数とか」 「敵の数?」 「あぁ、7つの隊があるのは知ってるだろ? 日本で活動してるのは、2つらしい。芹隊と御形隊だったな」 「芹隊……」 煉は芹隊に聞き覚えがあった。 華月が自己紹介した時、彼は自分は芹隊の隊長だと言っていた。 「ん? 芹隊がどうした?」 煉があまりにも深刻そうな顔をしていたので、啓吾は気になり聞いてみた。 「……芹隊の隊長には会ったことがあるんです」 「本当か!? どんな奴だった!? 武器は!?」 「武器は弓でした」 「弓……か」 「他にも芹隊の隊長について話すことがあるんです」 煉は華月と出会った日のことを話し始めた。 泰陽のお兄さんだったこと。 計画について少し教えてくれたこと。 自分が戦えなくなったこと。 煉にとってかなりの恐怖を叩き込まれた日を忘れる筈がなかった。
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