◆合同合宿イエーイ!◆

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翌日の朝。 ドスッ! 「うっ!?」 お腹に鈍い音と痛みを感じた煉はしぶしぶ上半身だけ起こした。 「いきなり何すんだよ……」 「昨日、部長に起こしてやれって言われたからな。何しても起きないから、鉄拳をくらわしてやった」 草部は拳を突き出し、ニヤニヤしながら言った。 「う~……結構痛い……」 煉はお腹をさすりながらも布団から起き上がり、着替え始める。 辺りを見渡すと、地味と泰陽は既に着替え終わっていた。 (後で、泰陽に先輩のこと言っとくかな) 全員布団を片付け終えると、草部が愚痴をこぼし始めた。 「後4日も筋トレ尽くしかぁ。ホームシックになりそう」 「仕方ないよ。東丘高校は剣道部に力入れてるから。僕や地味は特選で入学してるし」 「え!? 煉はともかく、地味も特別推薦!?」 草部は地味に問い掛けると、地味は小さく頷いた。 「俺、すごい奴らと部屋一緒なんだな……」 草部が呟くと、すかさず泰陽が嬉しそうな顔をする。 「そのすごい奴らに、俺入ってる!?」 「んな訳ねぇだろ!!」
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