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そして煉達の班は食堂に行き、朝食を食べ終えた後、また部屋に戻った。
「そういえば、泰陽は昨日何してたの?」
「ん? 俺? 狙撃の練習してたよ」
「晴也がいないのに?」
「山のふもとにゲーセンがあったんだよ。そこでひたすらガンシューティングやってましたけど、何か?」
「……何でもないです(ホント、何しに来たんだろう……)」
「合宿が終わるまでにスコアランキングを俺の名前で埋めてやるぜ!」
泰陽はガッツポーズを決めながら、笑顔で言った。
「はぁ、頑張ってね」
煉は苦笑いしながらそう言った。
そして草部は部活に行く準備が整ったらしい。
「んな奴ほっといて、俺らはさっさと部活行こうぜ? 地味なんかいつの間にか体育館行っちゃったもん」
草部が竹刀で肩を叩きながら言った。
煉は周りを見たが確かに地味の姿がなかった。
「じゃあ、僕達ももう行くか」
「おう、遅刻すると、腕立て伏せだからな」
そして煉と草部は体育館に向かって行った。
「さて、俺はゲーセンという名の修行場所に向かいますか」
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