◆合同合宿イエーイ!◆

64/71
前へ
/845ページ
次へ
「あれが属性具現……」 里奈は呆然としながら言った。煉からはメールで聞いていたが、見るのは初めてだ。 「里奈、勝ちに行こう!」 「うん!」 かなり盛り上がってる中、スクワットをやっている泰陽は…… 「もしかして、俺がいればかなり有利に戦えんじゃね?」 確かに組み手をしている3人は近距離系だが、泰陽は遠距離系。 泰陽がいれば、少なくとも状況は変わっていたに違いない。 「てか組み手だよな? なんかすんごんバトルっぽいけど……」 泰陽はそう呟いた。 そして、組み手の3人組は睨み合っていた。 そして、啓吾はいきなり走り出した。 「俺に触れたら感電するぜ?」 その言葉を聞いた瞬間、煉と里奈は警戒して、バックステップで距離をとる。 だが、啓吾は刀を二人に向ける。 「《放雷》!!」 電撃が煉と里奈を襲った。 「くっ!!」 煉は咄嗟にポケットに入っていた家の鍵を投げた。 鍵が避雷針となり、何とか電撃を回避できた。
/845ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10773人が本棚に入れています
本棚に追加