◆合同合宿イエーイ!◆

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「実験その1、《膜雷》!」 啓吾は電気の球体を里奈に向かって投げた。 そこまで球体は速くない。 (実験開始……木村相手でどうなるか……) 「里奈! 避けて!」 「わかってる!」 里奈はすぐに木から飛び降り、球体を避けようとしたが…… 「そう簡単にはいかないだろ」 いきなり球体は巨大化し、周りに電撃を放つ。 「!?」 「里奈!!」 里奈は地面に着地した瞬間、思いっ切り地面を蹴りぎりぎりで避けた。 「危なかったぁ」 「木村でぎりぎりってことは充分実戦で使えるな……じゃあ次の実験」 啓吾が遠くで何かをしている間に、煉は里奈のところに駆け付けた。 「大丈夫?」 「何とか」 「それにしても全然近付けないね」 「それに雷って予想以上に凄いしね。勝ち目が無い」 そして啓吾は一本の刀を地面に刺した。 空いた片手に電気を集中する。 「《五指膜雷》……」 啓吾の片手の指にそれぞれ膜雷を作っていた。 「実験2……技の応用」
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