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その頃、地下にあるダークナイトの基地。
隊長専用の個室で華月と女の子が話していた。
「それで? 今日は何の用かな? 俺も暇じゃないんだけど……」
華月は苦笑いしながら女の子に聞いた。
「轟木が……東丘高校に……行った……」
「だから何だよ。勝手にやらせとけよ」
女の子が話した内容に興味が失せたのか、華月はソファーで横になり始めた。
「……?……心配じゃないの?……」
「一つ教えてやるよ。泰陽に東丘高校を紹介したのは俺」
「……?」
女の子は華月の言ってる意味が分からないのか、首を傾げる。
「あの高校には、《神に捨てられた雷神》がいるだろ?」
「……成る程……」
「それに、斎藤 煉とかもいるしな」
「……あなたの……お気に入りの?」
「……ハハハ! お気に入りか。確かに気に入ってるよ。恐怖心を持ってたからな」
「……あなたの口癖……恐怖を乗り越えた力に……」
「限度は無い。それじゃ俺は寝るからな」
「……おやすみ」
華月は目をつむり、寝る為に自分に毛布をかけ寝始めた。
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