◆激戦×決意◆

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「くそぉー!」 小田倉は精一杯体を動かそうとするが、痺れて全く動けない。 すると里奈が不気味な笑みを浮かべながら、小田倉の目の前にやってきた。 「女子を殴るなんてありえないよねー。とりあえずお返しはさせて貰うから」 里奈は小田倉の頭に結んであるハチマキを奪った。 その瞬間、ハチマキは猫に戻る。 「先輩、これお願いします」 「はい、了解です」 里奈は猫を美雪に預ける。 「な、なにをするつもりだ!?」 「別に、何でもいいじゃん」 里奈は小田倉の目の前で軽くジャンプし、更に小田倉の肩に乗り、またジャンプした。 高い位置までジャンプした里奈は片足を上げて、かかと落としの体制に入った。 「はあぁぁ!」 「やめろぉー!」 里奈は何もせずに静かに着地した。 目の前には泡を吹いて気絶している小田倉。 「女子を殴る最低なアンタにあたしの蹴りはもったいない」 「木村さん、カッコイイ決め台詞ですね」 こうして苦戦を強いられたものの、里奈と美雪の勝利は決まった。
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