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けれど3年前、母さんは突然この世を去った。
俺と凪はワンワン泣いた。
けれど俺は親父が泣いたのなんか一度たりともみていない。
そして・・・
「奥さん亡くなりましたか。だったら凪君も・・」
「あぁ、奥さんが反対してて店に出せなかったらしいし葬儀が終わったら・・・」
「でも優斗くんのほうは・・」
「シッ!オーナーに聞こえるぞ。」
と親父の店のホストたち(多分下っ端)がはなしているのを聞いた。
それ以来、親父を信用できずにすれ違っていたのだ。
『カチッ・・・・キュウゥゥウン・・・』
パソコンの電源を入れると聞きなれたファンの音がして画面がくるくると切り替わっていく。
俺はいつものようにパソコンを立ち上げた。
「新着メール二件・・・か。」
一通目は高校のときの友達だった。
悪友というか2人で一緒に授業をサボり、ゲーセンにたむろするような友達だった。
「また一緒にガンシューしようぜ!」
そんなありきたりな内容のメールだった。
俺は銃系のゲームが得意なのだ。
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