16人が本棚に入れています
本棚に追加
「しゅうー!おはよー!!」
「……うるさい」
「うるさくないよー!ほら、さっさと起きる!」
朝っぱらからハイテンションで俺の部屋に入ってきて、ハイテンションで俺の布団をひっぺがす。
この人は俺の姉、美雪。
3つ上の大学生だ。
「朝ごはん冷めちゃうよー」
「ねーちゃんのメシまずいから、冷めても冷めてなくても変わんない」
「失礼だなぁ!今日うまくいったんだから!」
「どーだか?」
ねーちゃんは小さく口を尖らせて、ベッドの上の俺にクッションを投げ付ける。
「そんなこと言ってると、修が食べる前に片付けちゃうよ!」
「はいはい。着替えるから出てって」
渋々部屋を出ていき、ドアを閉める前に、
早く来ないと遅刻しちゃうんだからね!
っと言い残していった。
最初のコメントを投稿しよう!