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「修はどーすんだ?」
「んぁ?」
上の空だった。
今日は部活も無くて、帰るだけだ。
中学からの腐れ縁、賢太に遊びに誘われた。
「俺も行くわ。今日家に誰もいねーし」
「へー、美雪さんどーした?彼氏?」
「ばーかっ。ちげーよ。飲み会だとさ」
賢太の目がキラッというか、ギラッ!と光った気がする。
「…飲み会ねぇー。大学生の飲み会はさぞ楽しいだろーね~♪」
「お前が行ったら女の子狙いすぎてて引かれるだろーな」
こいつ女関係はかなり派手だからな。
すっげー面倒くさそう。
こいつに誘われてもぜってー行きたくない。
「最近草食系男子が熱い感じだけどな、こんなのは一過性な訳よ!」
暑苦しい…
賢太の熱弁が始まった。
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