16人が本棚に入れています
本棚に追加
由衣は脱衣所に座り込み、じっとしている。
「由衣」
「…ん」
……気付かなかった方がよかったな。
顔を少しだけ上げた由衣の薄い生地のパジャマは、濡れて薄ら透けていた。
「他に苦しかったりしないか?」
無言で微かに首を横に振る。
聞いて無駄だった気がする。
こいつ…
「んぁ…」
由衣の正面にしゃがみ、タオルを由衣の頭に被せ、拭いてやる。
無抵抗でされるが儘って感じだ。
悪い考えが頭の中を巡る。
…ダメだって思うんだが今の状況じゃ俺の理性が耐えられるか分からない。
ていうか相手が弱ってる時にんなこと考えてんなよ俺…
頭を拭き終わって他も拭いてやる。
ほせぇなぁ…
触れてみて改めて細さを実感する。
やっぱ女だなぁと思う。
「んっ」
最初のコメントを投稿しよう!