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「そんな事より昼飯、食おうぜ。」
「ハァ、何度言っても無駄だったからな。」
聡は机の横に置いてある鞄から弁当を取り出し、慎一は自分の机から弁当を手に取り聡の前に戻った。
慎一は聡の前の席の人が不在だったのでその席の椅子に座り弁当を広げた。
そんな慎一に聡は口に厚焼き卵を頬張りながら話し掛ける。
「なぁ、最近この東桜市の辺りにあれが出てきたらしいな。何だっけ…あれだよあれ、ニュースでも出てたやつ。えっと、……U……U……UMなんたらだっけ。UFなんたらだっけ。
あぁ、思い出せねー!慎一は分かるか?」
「未確認飛行物体ならUFO、未確認生命体ならUMO、銀行ならUFJ、遊園地ならUSJだ。最初がUなら選択肢が四つも有るぞ。」
「おぉ、ありがとさんって、確かに最近がUだけど俺が銀行の話をすると思うか?それにその遊園地は大阪にしか無いだろうが!」
「聡だから絶対に無いと思うが一応、言ったんだよ。遊園地も該当するから言った。」
聡は慎一に思いっ切り否定されて落ちこんだ。
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