隻眼のバイト執事さん

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「俺が西蓮寺様の執事にですか?」             「そう言っておるだろ!何度言わせる気だ」             何度って…そりゃドッキリとかの確認とか含めて5度くらい聞きたいですね。             ん?それだと1つ、いや又は複数、疑問が浮上してくるのですが?             「俺は何故日本に?」             これテストにでるから、予習、復習しておくように。             「それは私が……その……や…ムチャ言って」             ハイ?ヤ○チャ逝って? いゃ彼もう飽きる程天界に行った筈では?             「その…私がルニに無茶を言って……私、専属の執事になって貰おうかと」             あぁ無茶ね。 クソッ、アホ神(作者)め紛らわしい表記しやがって。 ケチャップ祭り決定だな。             「そう言う事でしたか。 まぁルニお坊ちゃまの許可が降りているならいいでしょう」             「ほ…本当か!?」             「ハイ、これからよろしくお願いします。お嬢さま」             この日、元マジ執事さんは、1時間前に面接合格したお店で正式な執事になったとさ。 勿論、バイトは辞めたと言う。
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