993人が本棚に入れています
本棚に追加
まぁさっきのが1時間前の話だ。
今は面接合格して、店のバイトとして頑張ってるよ。
「おーい、クロード!指名入ったぞ?」
「指名って…どこにそんなホステス気分の客が居るんですか?」
言わせてもらうが、ここは喫茶店だ。
「いゃ、俺がオーダー行ったら、『ここ一番の執事を呼んで来い!!』って」
「先輩…ここ一番って言っても、俺さっき入ったばかりですよ…?」
そう、俺は1時間前に入った元マジ執事のバイトさんだ。
「確かにそうだけど、お前がエースなのは皆、納得してるだろ。それに元マジ執事なんだろ?」
あれ?俺が元マジ執事だったのはオーナーだけ知っている筈。
オーナーの奴喋ったな?
後で地獄を見せてやるか。
「はぁー…分かりました、行ってきます」
俺は先輩執事に軽いお辞儀をしてから、指名した客が居る席に向かった。
「お待たせしました、お嬢さま」
俺を指名していたのは意外な人だった。
俺と同じ年くらいの女の子……オバサンかと思っていた俺は少しびっくりしていた。
「うむ、お前がCOCO一番の執事か」
某カレー店の名前的な感じで呼ぶの止めて下さい。
最初のコメントを投稿しよう!