運命を壊す程度の能力

4/21
前へ
/27ページ
次へ
    ~大図書館~   『ふぅ………今日は天気が良いわね。』 パチュリー・ノーレッジは窓の外を見ていた。 彼女自身余り天気など興味がないのだが、今日は特別だった。 なんせ今まで魔理沙に持って行かれたと思っていた秘蔵書がひょっこり出てきたのだ。   『外にでも出よ…?あれは……魔理沙!?』 魔理沙を見つけたパチュリーは顔がみるみるうちに赤くなっていく。 不思議に鼓動も高鳴る。 『べっ、別に魔理沙に逢いたくて出るわけじゃないからね!てっ天気が良いからよ!!』 誰に対して言っているのかわからない言葉を言いつつパチュリーは扉に手をかけた。   外に出て魔理沙を確認した瞬間、何か人形のようなものが空から降ってきた。 よく見てみると気を失った中国だ。 『よけた方がいいのかしら?』   しかし事態は甘くはなかった。 魔理沙がマスパを放ったのだ。 『えぇっ!?マスタースパークを放つなんて正気!?』 自分の足では逃げられないことを悟り、一部でも相殺させるしかないと考えたパチュリーはスペルカードを構える。 『スターダストレヴァリエ!!』  巨大なマスパを相殺しつつ美鈴に弾幕がHitする。   《コンボがつながった》
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加