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魔理沙のその一言にパチュリーの機嫌が悪くなっていく。
『また本なの?たまには別な目的で来て欲しいものだわ』
そう言いながらも魔理沙に貸す本に心当たりがあるのかパチュリーは踵を返し大図書館に向かっていく。
『あっ、おい待てって』
魔理沙は慌ててパチュリーを追いかけて行く。
『パチュリーさんのお客様ですし、一名様ごあんな~い』
空元気でふざけた声がマスパでえぐれた地面と紅魔館の門を寂しくこだまする。
美鈴は門番としての定位置について誰もいないことを確認し、少しだけ泣いた。
《おぜう様の部屋》
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