廃墟

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よくあるパターン… 逃げようと思った時には… もう手遅れ… 片桐「まじかよ…」 入江「リアルすぎて笑えねーし…」 コツ…コツ… 私達が入口で立ち止まってる今も足音はやまない… どこから聞こえてくるんだろう… 聖奈「…ど…どうな…るの…私達…。」 声が震える… 恐い…恐いよ… 光「…立ち止まってる訳にもいかないですよね…。」 冷静な言葉を言ってる光ちゃんも…表情は今にもなきそうだった…。 結城「芹沢さんの言うとおりだよ…。今は…足音がする方から逃げないと…」 でも足音は小さく…まだどこからするのか想像もつかない… 片桐「…とりあいず後ろから足音はしない…だから…前に進んだ通路は三つにわかれている…。適当にものを投げて足音が止まった所以外の二つの通路のどちらかにダッシュで走る。」 入江「…そうするしかないな。」 足音がもっと近付いてからじゃ手遅れになるかもしれない。 光「…賛成です…」 私達は辺りを見回して投げるものを探した。
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