廃墟

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部長はまず前方の一番右に落ちていた金属片を思いっきり投げた… キーンキーンキーン… 片桐「…どうだ…?」 コツ…コツコツ…コツ… 光「足音は…止みませんね……」 キーンキーンキーン… 今度は前方真ん中に金属片を投げた… コツコツコツコツコツ… コツコツコツコツコツコツコツ… 聖奈「あ…足音が速まった!…」 結城「…投げて足音が止まる…この考え自体が…間違ってたとしたら…」 片桐「…どういうことだ?まだ一か所…残ってるだろ…」 最後に先輩は… 前方左に投げた… キーンキーンキーン… コツ… 足音は… 止まった…? 光「………足音…止まった…けど…」 片桐「なんだか良い気がしねぇ…」 結城の言ってることが引っ掛かる… 相手は゛人゛じゃない… 人は地面を歩く… 当たり前だ… けど… 結城「……前ばかり見て…俺たちは…上を…」 みていなかった…
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