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窓から見えるのは、いつも同じ景色ばかり。
特に面白い事も無く、毎日がつまらなく思えた。
彼は生まれつきの虚弱体質で、入退院を繰り返すものの、一年のほとんどを、病院のベッドで過ごす日々を送っていた。
今年で十歳を向かえる彼だが、正直人生なんかどうでもいいと感じていた。
食事の量も段々減っていき、日に日に彼は、生気を失っていった。
彼には知らされては無いが、保って彼の命は、一年と言われていた。
食事の量は更に減っていき、半年後には、チューブが必要となっていた。
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