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笑顔の陰
沢向井 千鶴は帰宅途中の駅で勧誘を受けた…
『貴方は…何か仕事で悩んでいますね。』
『はぁ?』
『貴方の顔には…剣があります…良くない。』
『余計なお世話です!』
千鶴は不快に思いその場を去ろうとした…
『貴方の…顔は不幸を招きますよ!我々と一緒に笑顔になりましょう!』
千鶴は無視して立ち去った。
何よ…!失礼な人!
自宅の駅に着き夕飯の買い物をしていると、友人の浅尾 延子が声を掛けてきた!
『千鶴!夕飯の買い物?』
『あぁっ!延子、久しぶり。』
『最近仕事忙しいから会わないもんね!』
『どう?延子…彼氏とはそろそろゴール?』
延子は苦笑した…
『その件で…千鶴…夕飯作るの止めて…食べに行かない?悩み聞いてよ。』
千鶴は久しぶりと言う事もあり…延子と駅前のイタリアンで夕食を取る事にした。
『でも久しぶりね…半年?一年?近所に住んでるのにね…クスッ。』
『あたしも千鶴にチョー会いたかったのよ!何か一緒に習い事でもしようかと思って。』
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