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辰義は加藤の屋敷に向かった。
『何でだ!何でだよ!加藤さん。』
ガシャーン・・!
ドガァァァーン・・!
辰義の走る後で車がぶつかり、衝撃音が響いた。
ガァァァン・・!
『加藤さん!居るかーっ!加藤さん!』
辰義は屋敷に入ると部屋を怖しながら秀作を探した。
ガァァン・・!
ある部屋で辰義は立ち尽くした……
『嘘だろ……何でだよ…』
秀作は首吊りをしていた…机に置き手紙らしきモノがあった…
辰義は目を通した……
野方さん、あなたがこれを見る頃は、既に殺人に手を染めている頃でしょう…
私は…末期癌でした…長年開発しつきたこのスーツをどうしても実力を知りたかった…それは…私が乗るには余りにも体力的に無理な為に、街中で少年を使い正義感のある若者を探していました。
そんな時に貴方は現れた…
威力はご覧の通り…そして…そのスーツから出る事は出来ません……
ゴゴゴゴゴゴ・・・
貴方は…それを着用しながら生きて逝かねばならない…目の前の敵は倒しなさい…そのスーツにはそれだけの力がある。
やり方次第で貴方は世界の王に成れますよ…
ではご健闘を祈ります…
加藤秀作
辰義は愕然とした………屋敷の外にパトカーが到着した、辰義を追って来たのだろう……
辰義はパトカーを睨んだ。
『畜生……やるしかないのか……生き残るには…』
辰義はパトカーに照準を合わせると、ボタンを押した。
END
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