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中年男性は温かいコーヒーを女性の分と二つ持ってきた…
『私は……加藤 秀作といいます…車のある箇所のパーツを作る…まぁ…特許権を持ったメーカーみたいな処の代表取締役をやってます……あなたの勇気に感動しました。』
中年男性は優しい顔で辰義を見た…
『あたしは……吉河 満子です……OLをしてます26歳です…本当にありがとうございました。』
『いえ……当然の事です、僕は、野方 辰義…電気メーカーの営業をしてます。』
『野方さん……あなたの行為は、忘れられている勇気を私に与えてくれました。』
『僕は……あんな奴らが許せないんです…集団になって悪事を働き…弱い女性や子供をイジメルような奴らが……』
満子は辰義の手を握った…
『あの……こんな時に……凄くおかしい事を言ってるのは判ります、野方さん…貴方に惹かれました…何か…胸がキュンッ…って…あたし、何言ってんだろ。』
『ははは……吉河さん、私も女性だったら彼に惹かれるのは当然だと思いますよ!』
辰義は照れた笑いをすると、満子は頬を紅く染めた…
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