パワースーツ

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二人で歩くだけで…寒い街並みも美しく温かく感じた… 『でね……辰義さん…笑っちゃった……』 辰義はあのパワースーツの事をたまに考えていた…力で暴力を抑える…それは根本の解決にはならない事だ。 『ねぇ……聞いてる?辰義さん…』 満子は辰義の顔の前に自分の顔を出した! 『ん……?あぁっ、ゴメン!』 『んもぉ…!』 膨れた満子の顔が可愛く…辰義はキスをした… 『あっ………!』 満子も街中を忘れ辰義の背中に手を回した… 『やるねぇーっ!』 二人は声の方に振り向いた! 辰義も満子も驚愕した!先日のあの不良達が二人の前にまた現れたのだ! 『あれ……?この女に男も知ってるわ…この前ボコボコにした奴じゃん!』 満子は辰義の後ろに隠れた。 『この女ぁ……この前はやれなかったけど…今回はやらせてもらうぜ!』 辰義は少年達に言った。 『いい加減にしろ!お前ら学生だろうが!警察に通報するぞ!』 『へっ……じゃあ!今浚うよ!』 バキッ! 少年のパンチに辰義が倒れると満子は少年達の車に連れこまれた。 『イヤァーッ!辰義さーん!』
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