樹脂高生

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喫茶店には自分たち以外人がいなかった。 そっと奥の席に向き合って座った。 テーブルや椅子は黒を主に使っていて引き締まった雰囲気。 しかし目の前の少女はその黒以上に深い黒の髪を持っていた。 「えっと……どうして助けて欲しいのかな?」 自分の頭の悪さを責めながらも聞く。 少女は下を向いたまま何もしゃべらない。どうしたらいいかなんて分からない。 そんな時に割って入ってきたのは……。         †
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