No.2「記憶」
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その頃から豊の隣はもうわたしではなかった。 可愛らしい笑顔を見せる、新しい家族の女の子――。 “ゆう兄”と呼んで、豊のあとをくっついている。 だからわたしは 休み時間も帰り道もウサギの小屋の掃除も、全部一人だった。 子供ながらに、女の子に対して何だかみっともない感情を抱いていたのかもしれない。 小学校を卒業するその日、わたしと豊は一言も口をきかなかった。 どうしてだろう……
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