No.1「想い」

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「貢金のために働いてる子も少なくないのよ?」 「貢いでるわけじゃないですよ!あたし、彼女だし……」 わたしの言葉に千里は強く否定した。 「彼女って、色カノでしょ?」 「ち、違います……、リクはちゃんとあたしに彼女だよって言ったもん……」 “リク” きっと担当ホストだろう。 「それに、家にも呼ばれてるし、キスだってしてるもんっ!」 「セックスは?」 そう聞いた途端、千里は動揺を隠しきれない、といった顔を見せる。  
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