No.1「想い」

7/15
前へ
/159ページ
次へ
千里はそれ以上、口を開かずしょんぼりとした表情をする。 「彼らはホストよ?夢を見させるのが仕事なのよ?」 一夜限りの夢。 惚れたもんの負け。 なんて、店の子が談笑していた。 「ソープに行けって言われたの?」 「それは……、あたしも同意の上でだもん……」 「そうね。あなた達の問題だもの、わたしには関係ないわ」 個人の問題に首を突っ込みたいわけじゃない。 「でも、初めてのセックスがどこの誰かもわからない男であなたはいいのかしら?」  
/159ページ

最初のコメントを投稿しよう!

178人が本棚に入れています
本棚に追加