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そんな二人を尻目に、ディアスはシオンとクレイに楽しそうに今日のダンジョン探索を報告し、ヒューイは黙々とギルドに提出する書類を作り、シオンとクレイは優雅にお茶を飲みながら、その話を聞いている。
「な……」
残りの二人は、漸く我を取り戻し。
「なんじゃ、そりゃーっっっ!」
叫びは、しかし寸前シオンが放った『沈黙』の魔法で遮られ、声となることすらなかった。
―――めでたし、めでたし。
「どこがだよっ!」
「ってか終わりかいっ、マジかよっ」
「にゃは。楽しかったー🎵」
心底満足そうに笑うのは、ディアスのみだった、というだけの話。
おしまい。
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