DJ KINOZMA誕生

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「おはよーパンチョ…今日は早いのな…って…うえ、何そのキモイきのこ」 事務所に自分より先にパンチョが居る事自体が珍しい   パンチョはじっと机の上の金髪アフロが付いたきのこを見たまま動かない 「おーい、パンチョくーん」 「……」 「何?シカト?」     「OZMA」 突然パンチョが喋り出したと思えば金髪のアフロが付いたきのこをオズマと呼んでいる 流石のキングもそれには吹き出した 「ブッ!パンチョ!!いくら何でも可哀想だろ!アフロできのこだからってオズマって名前付けるなんて…え?あれ?」 「OZMA、どこに行く?」   そのきのこには手足が付いて居て、トコトコと自分の足で歩いているのだ もちろん、パンチョが動かしている訳でも無い   「あ、あのさパンチョ、これ何?」 「OZMA、ダヨ?」 「いやいや、それはきのこに付けた名前でしょ?ネジか何か付いてんの?」 ヒョイッと机の上からキングがきのこを取りあげる     その時だった、ガブッ!ときのこがキングの指に噛みついた  
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