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計画は順調に進んだ…
目出し帽の隙間から見えるのは恐怖にひきつった顔の受付嬢や客たち…
あぁ…
やっと借金だらけの生活からおさらば出来る…
そう考えたたった一瞬の隙をつき、受付嬢がカウンターの下にある非常ベルのスイッチを押した…
『なにしてんだアマぁ!!』
リーダーの男が叫んでなければそのまま気づかなかっただろう…
『な、なんてことしてくれんだ!』
そう言いながら受付嬢に銃を向けた
撃つ気はなかった…
俺には撃つ勇気すらなかった…
が……
『撃て!殺せそんな女!!』
金の入った袋を持ち、鬼気とした表情で仲間を連れたリーダーの男が迫ってきた…
逃げるつもりだったのだが俺が銃を向けたせいでリーダーの男を刺激してしまったらしい…
『撃て!早く!!』
迫り来るリーダーの男の顔には焦りと怒りが浮かんでいた…
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