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こんなにたくさんの
人たちが溢れる
この世界で
僕はどうしてここにいるんだろう
僕の代わりなんかいくらでもいるはずなんだ
足音が流れる
都市部交差点
小さな声が集まって
大きな雑音へ変わる
僕は 怖くなる
飲まれてしまいそうだ
このままここに立ってても きっと誰も
僕なんかに気付かないや
こんなにたくさんの
人たちが溢れる
この世界で
君はどうして僕を見付けたんだろう
どうして他の誰かじゃなくて 僕なんだ
他の誰かなんて耐えられないけど
時々思うんだ
君の声が腕が想いが
僕を包んでくれるから
安心していたくて側にいるんじゃないかって
これは愛かな
違うというならなんだろう
これは愛かな かな
僕は君と 君と 君と
ずっと一緒がいい
瞬間の1秒を君の隣で永遠に繰り返したい
これは愛かな
だけど君が僕を愛してるって言うと
いつも泣きそうになるんだ
これはきっと愛だ
涙はウソはつかないだろうから
こんなにたくさんの
人たちが溢れる
この世界で
僕はどうして僕で
君はどうして君で
なんで僕と君で
なんで恋でなく愛で
そんなのどうだっていいじゃん
だけど知りたい僕がいる
君と僕の間に
何かが溢れてる
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