招待状

2/2
15人が本棚に入れています
本棚に追加
/118ページ
河村は招待状を受け取ると 訳がわからないまま、すぐに連絡をいれた。 内容はこうだった。 ヒューマンフューチャー社は秘密理にスーパーロボの研究開発を行い成功した。 ただ実質のデータがないのでモニターが欲しい。 ただその精巧さがどんなトラブルを招くかわからないので、またかなりのコストが予想されるため、慎重に人選した結果 日本人では河村が選ばれたとの事だった。 ただしモニターリングである以上 全てのデータはヒューマンフューチャー社に送られ分析されるとのこと。 河村は今まで勉強・仕事と頑張ってきたが、それは、コンプレックスと戦い、世間を見返す為であり 時々、自分の人生を振り返ると虚しくなることが多かった。 そんな河村にとって 今回の招待状は幸福をもたらし生き甲斐になるのでは という予感めいたものがあった。 「招待を受けます。よろしくお願いします」 河村は気づくと力強く返事をしていた。
/118ページ

最初のコメントを投稿しよう!