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???
『とても小さくて、田舎で、なにもない、そう何もないんだ…』
元帥
(余裕だな、後ろをむいて話しとは、私に背中を向けたときそれは敗北を意味する、我が剣の錆となれ!!!)
元帥は自分の背丈程の長剣を取出し、青年に切り掛かる。
元帥
『なっ……………?』
あまりの出来事に言葉を紡ぐことができなかった。
スピード、タイミング、狙い………どこをとっても完璧なはずだった。
なのに………
???
『元帥クラスの人間が【殺意】位、消せないでどうする?』
剣は、青年に当たる寸前、彼が後ろを向いたまま出した赤い物体に受け止められていた。
それはナイフだった。
柄から切っ先まで血のように赤い30センチはありそうな分厚い両刃のナイフ。
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