516人が本棚に入れています
本棚に追加
母さんがこれで、泣いて謝ってくれるものだと思っていた。
本当はそれだけでよかった。
脅すなんて行為、これ以上したくない。
しかし、母は笑った。
「アハハハッ! 出来るわけないじゃない!」
反省どころか、私のことをあざ笑った。
許せない。
殺してやる。
私は母を睨みつけると、キッチンへ猛ダッシュした。
狙いは包丁。
「やめて!」
そんな母さんの声がきこえたが、もう、正気を失っていた。
私は包丁を、母ののどに突き刺した。
最初のコメントを投稿しよう!