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そしてパジャマのまま、家を飛び出した。
行き先は一つ。あの、自動販売機だ。
「空き缶……空き缶……」
私はついてすぐさま、昨日投げ捨てた、ダーク・サワーの空き缶を探した。
「あった……」
薄汚れたそれの説明文を見直す。
よくみると、昨日と同じ文章の下に、米印でさらに注意書きがあった。
“※願い事は取り消されません。十分よく考えてから、願うようにして下さい”
私は、その場にへたり込んでしまった。
空き缶を持ったまま……。
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