『出会い』

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まだ夏には程遠いというのに 半袖、短パンの 男の子が立っていた。   見た感じ小学校2、3年といったところか。 ただ何も言わず俺を見つめている。   「どした?美香の友達か?」 もう、ここにはいない子供の友達かと思い声をかけた。 それでも黙って俺を見つめる少年。   「美香なら、もうここにはいないぞ。遊びに来たんだろう?」   俺の問い掛けを無視して 少年が口を開いた。 「お前…英二か?英二だよな?」 少年から発せられた俺の名前 なんで、この子が俺の名前を… しかも子供らしからぬ口調で
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