前置詞

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【in】 早いもので五つ目です。分かりづらい部分があったら、指摘なり質問なりしてくださいね。 では早速【in】のイメージを     【in】 (何かの)空間の中     そのままと言われたらそのままですので、今回は熟語として覚えてしまいがちな表現、又は間違えやすい表現にスポットを当ててみました。     I will leave here in a week.   一週間後に、私はここを出発します。     こういった表現、見たことないですか?そして不思議に思ったことは?どうして【in】で「後」を表すのか。 【in】は「(ある物の)空間の中」を表します。この「ある物」というのは【in】の後の単語です。空間というのは縦、横、奥行きをもつ「箱」のような物と考えて下さい。それが時間の場合はタイムラインで考えるといいでしょう。 先程の文を直訳すると「一週間の中で私は出発します。」となります。つまり「私や私の周りの状況は着々と未来に向かって進んでいるけど、それらが一週間の外に出る前に出発する」ということなのです。タイムラインを使いますと    今        一週間後  ↓ ←  in  → ↓  私→→→…… ―+―――――――――+― こんな感じです。見て分かるように「以内」と言いたい時にも使えますが、多くは「きっかり○○後」で使われます。その例がこちら。     We will close this stoer in ten minutes.   あと10分で閉店です。     このアナウンスが流れた3分後に閉店することはまず無いでしょう。この場合、明らかに「きっかり○○後」の意味ですね。 あと、この文を覚えてますか?     The sun rises in the east and sets in the west.   太陽は東から昇って西に沈む。     「東から」を【from the east】とは言いませんし、「西に」を【to the west】とも言いません。それはネイティブが、真北を向いて立った時に右一面に広がる空間を東、左一面に広がる空間を西と考えているからです。
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