前置詞

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【out】 【in】と来れば【out】ですね。今思えば対比する物同士で並べて書いた方がよかったでしょうか?そうすればこちらとしても書き易かったかも。 まぁ過ぎた事はいいでしょう。今は【out】のイメージを掴んでください。     【out】 (何か空間の)外     これもそのままですかね。それでは例文を。これも熟語として覚えてる方が多いのでは?     Our food is running out.   食料が無くなりかけている。     第一次世界大戦後のソ連を思わせる文章ですね。【run out】で「無くなる」と覚えてもいいのですが、それでは味気ないでしょう。 後で詳しく触れますが、【run】のイメージは「滑らかに素早く動く」です。また、この【out】は副詞の働きをしていると考えてください。上記の文は、私達の食料が【out】の方向へと動いている、と言っているわけです。この場合の空間というのは食料が本来あるべき状況、つまり私達の生活そのものと捉えてください。そこから食料が空間の外に向かって動いている→外に出ていっている→無くなりかけている、となるわけです。 また、この文は次のように書き換えることもできます。     We are running out of food.   今度は【of】が出てきました。実は先程の文にも【of】はあるのですが、こちらで説明したかったので省略しました。 こちらの文では【We】が主語になっていますね。これは、私達が食料のある空間(食料そのものでもいいでしょう)から外に向かって動いている、ということです。【of】のイメージは覚えていますか? 「切っても切れない関係」でしたね。私達の生活と食料というのは切り離し難いものがあります。その【of】のイメージの中でも、これは「② 抽出」にあたります。「私達の生活」の一部分である「食料」が抜け出ているような感覚ですよ。 この【run out(of)】という表現は「本来あるべきもの、又はあって当然のものが無い」と言いたいときに使われることが多いです。    ※12/18 追記 レビューでの指摘も頂きましたように、【out】には前置詞の用法もありますが、副詞で使われるのが一般的です。実際、上記の文も副詞的用法なので間違えないようにお願いします。
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