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【over】
紹介するつもりの前置詞も残り少なくなってきました。その中から、今回は【over】の登場です。
【over】
(上を跨ぐように)越えて
続いて例文をどうぞ。
We discussed the problem over
a cup of coffee.
私達はコーヒーを飲みながら、その問題について話し合った。
こういう用法での【over】は、辞書には「しながら」みたいな意味で載ってると思います。しかしネイティブはその様にはには捉えていません。また「しながら」の訳に必ずしも【over】が当て嵌まる訳でもありません。
【over】は「越えて」です。先程の文で越えられているのは【a cup of coffee】でした。以上を踏まえた上でもう一度先程の文を見てみましょう。
自分を含む二人、ないしはそれ以上の人がテーブルに座っている風景がイメージされます。そして、私達の前にはコーヒーが置かれています(不定冠詞が着いているのは、一人一人に行き渡っている感じ)。私達の言葉(話し合いの内容)がそのコーヒーカップの上を行き交っていると考えれば…
どうでしょう?【over】のイメージがしっくり来ませんか?
続いてこんな文を…
I wish I could start my life
over again.
もう一度人生を最初からやり直せたらなぁ。
何ともネガティブな文ですね。「もう一度」という意味を出すには【again】だけでも十分ですが、「跨ぐように越える」という【over】をつける事で全くのリスタートくらいの意味合いが出ます。
【over】の持つイメージに捻りを入れると「覆うように」というイメージになります。つまり、今ある人生の上から新しい人生を覆い被せて、それを始めたいということです。
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