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【as】
前置詞の章の最後にして最大の敵(?)の登場です。まず【as】は副詞、接続詞(以下略)です。しかも、副詞や接続詞の用法の方が大事です。ですので、ページも多めに使います。皆さんも付いて来て下さいね。
【as】
比較して(釣り合うように)
天秤をイメージするといいかもしれませんね。それでは、前置詞の【as】から張り切っていきましょう。
He played the role perfectly
as a professional actor.
プロの役者として、彼はその役を完璧に演じた。
「~として」と訳される【as】ですね。イメージが簡単な割には難しいですが、頑張ってください。
イメージは「比較」だと前述しました。ここで比較されているのは【as】の前後、つまり「彼が役を完璧に演じた」事と「彼がプロの役者である」事です。その間に生じる因果関係…それを考えてみましょう。
プロの役者なら、引き受けた役はたとえそれがどんな物であろうと真剣にやるのが普通です。文章から察するに、彼に与えられた役割はあまり良くなかったのかもしれません。それでも、彼はプロだから完璧に演じようとしました。この二つの事柄を比較した時、先程のような訳が生まれるのです。
大事なのは比較ですから、自分で解釈する時にはその事を思い出してくれるといいと思います(テストでは辞書通りの訳が無難かもしれませんが)。
では、もう一つ例文を
Don't take me as a coward.
俺を臆病者だと受け取らないでくれよ。
ここでは何が比べられているのか考えてみてください。
正解は【me】と【coward】です。釣り合うようにですから、「俺」と「臆病者」を天秤に乗せてみましょう。皿が揺れて……………はい、止まりました。この時【me】=【coward】ですね。その状態を【take】するな、つまり自分の所に取り込むなと言っている訳です。
直訳すると「臆病者として俺を(お前の考えに)取り込むな」とでもなりましょうか。
ここまで大丈夫ですか?次頁は接続詞にいきますよ。
分からなければ素直に教えてくださいね。
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