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それでは副詞の【as】です。これは主に、とても有名な構文で使われます。ご覧頂きましょう。
I can swim as fast as him.
僕は彼と同じくらい速く泳げる。
二つありますね。片方は副詞、片方は接続詞です。どっちがどっちかお分かりですか?
実は、これはかなり高度な省略や倒置が起こった文なんですよ。接続詞が使われているという事は、文(主語と動詞のかたまり)が二つあるということ。しかし、上の文からは両方とも一つずつしか見つかりませんよね?では、これを二つの文に分けて(元に戻して)みましょう。
I can swim fast. He can swim
fast, too.
この二つの文から、最初の文は成り立っています。まず、これを接続詞を使って一つにまとめてみます。
He can swim fast, as I can
swim fast, too.
取り敢えず一つの文にはなりました。【fast】を比べるには一つあれば十分ですので、後に出てくる方を消し(ついでに【too】も)、比較対象になる【fast】に【as】をつけます。そして、彼の泳ぐ速さと比べるのは自分の泳ぐ速さです。英語では、二度目に出てくる単語は省略されたり代名詞にされたりします。ですので【swim】と【fast】を省略すると…
I can swim as fast as he can.
この【he can】の部分を更に短くしたのが最初の文です。つまり、自分と彼が速く泳げることを比較した上で、そのスピードを釣り合うように比較しているのです。最初の問い掛けの答えは、最初が副詞、二つ目が接続詞ですよ。
この【as ~ as …】という表現で、こんな意味になるのを見たことはありませんか?
Any book will be ok as long
as it's interesting.
面白ければどんな本でもいいよ。
「~である限り」という表現です。では、何が「長い」のか?
結論から言えば「面白さ」です。
まずは棒グラフをイメージしてください。その上部に「面白い」という線引きをしてください。その線より上なら面白い本、下ならつまらない本です。そして、本の面白さがグラフの棒のなります。面白ければ面白いほどグラフは長くなります。その長さが「面白い」基準を満たすくらいに長ければOK!といことです。
【as】についてはここまでです。お疲れ様でした。しかし、実は大事な前置詞を一つ見逃してました…。なので、あと1ページだけ続けます。
どうもすみません。
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