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【可算名詞、不可算名詞】
不定冠詞でも少し触れました。ここでは、もう少し掘り下げていこうと思います。
可算名詞とは、その名の通り、数えられる名詞です。可算名詞である事の条件は「はっきりとした輪郭」があること。
逆に不可算名詞は「はっきりとした輪郭」が無いために数えられない名詞です。
と言われてもピンと来ないでしょう。まずは例文から。
Can you lend me a pen?
ペン貸してくれる?
皆さんは【a pen】と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?黒いボールペン、赤いフェルトペン、お気に入りのαゲル…、色々あると思います。
でも、それらに共通すること。それは「ペンである」ということです。皆さんが想像したのはちゃんとした輪郭を持っています。これが可算名詞のイメージです。
「ペンを思い浮かべたんだから当たり前だろ!」という声が聞こえてきそうですね。それでは次の例文を見てください。
All creatures can't live
without water.
全ての生物は水無しでは生きていけない。
この文で見て欲しい所は二カ所あります。【all creatures】と【water】。
「全ての生き物」が指すのは何でしょうか?人間、犬、猫…、全部正解です。だって輪郭が掴めるでしょう?
それでは次に【水】を想像してみてください。
どうですか?難しくないですか?海、川、雨、滝、水溜まり、水滴…、これらは全て正解でもあり間違いでもあります。「水」そのものを想像するのは難しいと思います。だってはっきりした形が無いんだから。
このように、万人が共通して同一の物を思い描く事のできない名詞を不可算名詞と言うのです。
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