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「自分がダラス将軍と手合わせ!?
いやいや全く相手になりませんて!」
首と腕を横に振るレンだったがダラスはお構い無し
自らの大剣を構え、目は真剣に、口は微笑し挑発的な口調で言った
「ここで引くのは男らしくないなぁ?
なに、手加減はしてやるから全力でかかってこい」
さすがにレンもこの挑発に少し頭がきた様子で、口は笑っているが目が笑っていなかった
(さすがはガーランドの父親…。
……やってやろうじゃないか)
「…それじゃあ胸をお借りしますよダラス将軍」
レンは片方の剣を抜き構える
「やる気になったようだな。
…どっからでも来い!」
「雷の力、我が肉体に宿れ!」
レンが強化魔法を唱えると、全身にバチバチと電気がまとわりついた
「ほう…、強化出来るか。
しかも1年にしてはなかなか高い強化度だ。
少しは楽しめそうだな」
余裕の表情で発言するダラスにレンは怒りのボルテージを上げる
「甘く見てるとケガするかもしれませんよ!」
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