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王の言葉に再びざわつく生徒一同
「静粛に願おう。
…魔族に対する対抗手段は国家機関の研究員、"アンサラー"である彼女が発案したものだ。
詳しい話は彼女が話す。
…リーン、よろしく頼む」
出てきた女性は研究員には見えない派手な格好をしていた
身長は160cmほどで、赤く真っ直ぐな長髪を後ろで2つに縛り、メガネ越しに見える瞳は淡い緑色だった
「…はぁ~い!
ただいま紹介に預かりました、
リーン=アズウィルでぇ~っす♪
みんなリーンちゃん、もしくはアズアズって呼んでね♪」
リーンの言葉にホール全体を静寂が包み込む
王はリーンの態度にやれやれと溜め息を吐き、注意する
「リーン!
悪ふざけはよさないか!
今は国の一大事なのだぞ!」
「はぁ~い…」
リーンはしょんぼりしながら返事をする
「えっと…
まずは魔族が次にいつ来るかというのがおおよそ見当がつきました。
私たちが過去の文献から得た情報を元に、出した結果は、
…約1年後」
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