エピローグ

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僕様の隣の席ではフウタが座っている。 正確に言えば座っている、ではなく気絶している、なのだ。 僕様は気絶しているフウタから視線を外し、窓の外を見る。 眼下には雲がびっしりと敷き詰められていて何だか不思議な気分だ。 現在僕様は飛行機の中にいる。 行き先はフランスのパリ。 その理由についてはフウタが起きてから話すとしよう。 しかし早く起きないものだろうか。 フライト時間は大体十時間ちょっとかかるのだから暇でしょうがない。
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