学園入学

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女子生徒は何かを見つけると、笑顔になってその方向へ向かっていく。 「……もう、遅いじゃない!結構待ったんだからね?」 そして目的だったらしい人物の所へたどり着くと、その人物の腕をグイグイと引っ張り、男子生徒の所へと連れて行く。 その人物……おおよその予想はつくだろうが……。 「……ほら!この人、私の彼氏よ? 付き合ってるの」 「……へ?」 …………フレイだった。 「え?ちょっ、え?」 いきなりの事だったので動揺するフレイ。 「お願い……話を合わせて……」 そんなフレイを落ち着かせるため、女子生徒はフレイの耳元で囁いた。
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